自己犠牲から解放され、真の自分を取り戻すために
「自分さえ我慢すれば」と思って他人に合わせて生きていませんか?
その考えは、あなた自身を痛めつけ、本來の自分を見失う原因となります。
「自分さえ我慢すれば」と感じるその行動が、やがて自分自身を苦しめることに繋がります。
自己犠牲から解放され、真の自分を取り戻すための方法をお伝えします。
「自分さえ我慢すれば」は自己犠牲
「自分さえ我慢すれば」という氣持ちで、誰かの為に動いたり誰かに合わせて生きる事をしていませんか?
社会を生きる上で、我慢して行動する事ももちろんあります。
しかし、自分の感情を抑えてばかりで生きていると様々な困難を伴う事になります。
友達や恋人、ご家族などが望んでいる事が自分の本意ではないのに、合わせてそうしてしまう事ばかりを繰り返していくと本來の自分とは真逆な生き方になっていきます。
「自分さえ我慢して〇〇すれば、皆が幸せ♪」
「自分さえ我慢すれば丸く収まる。」
などと考え行動するのは、一見優しさや良い事だと感じる方もいらっしゃるでしょう。
これは偽善です。
これは大きな間違いで、あなたが我慢していることで丸く収まることはありません。
一瞬自分も周りも幸せだと感じるかもしれませんが、やがてひずみが起きていきます。
我慢は本來のあなたの感情ではない
何故なら、本來の自分の感情ではないから「我慢」して行動するんです!
心からそう思っての行動でしたら「我慢すれば」という感情は出てきません。
このように自分の感情を抑えて行動していくと、最初は自分の感情は分かっていて苦しいという感情もあるのですが、度を越していくと苦しいという感情さえ無くなりいつしかそれが「本当のわたし」と勘違いして生きるようになっていきます。
我慢し続けるとひずみが起こる
本來のあなたはそうではないし、苦しいので何らかの形で知らせてくれます。
心のザワザワやチクッとする痛み、軽い体調不良など…
しかし、これを無視したりないがしろにしていくから、やがて病氣になるのです。
「わたしさえ我慢すれば」という感情は、自分自身をないがしろにして自分自身を痛めつけているのと一緒です。
自分を大切にする
自分を愛する
事と真逆の行為なんです!
「自分さえ我慢すれば」と思うようになった原因
教育による刷り込みから「自分さえ我慢すれば」と行動する
最初はこのような事はなく、本來の自分の氣持ちに素直に行動していたはずです。
生きていくうちに我慢を強いられる言葉を何度も投げかけられます。
「自分さえ我慢すれば」となる原因の例
●自分だって欲しいのに「お姉ちゃんなんだから妹にあげなさい。」と言われる。
何度も言われていくうちに「お姉ちゃんだから我慢しなくてはいけないんだ!」と自分に言い聞かせるようになり良いお姉ちゃんを演じるようになります。
●好きな事をしていただけなのに「そんな事ばかりしていると立派な社会人になれないよ。」と言われる。
すると、この事をするのはいけない事なんだと認識してそれをやめ、親の顔色を伺い親の望む社会人になろうとします。
●悲しくて(悔しくて)泣きたいのに「男は泣くもんじゃない。」「男なんだから泣いてはダメだ!」と言われる。
最初はそれでも泣きたいから泣きますが、その内「男だから!」と自分に言い聞かせ泣く事を我慢するようになっていきます。
●活発だったりおてんばな女の子なのに「女の子なんだから大人しくしなさい。」「そんなじゃお嫁に行けないよ。」と言われる。
すると、「女の子はこんな事しちゃいけないんだ!」と思い込み、大人しい女の子を演じるようになっていきます。
このような事を何度も言われていくうちに、それが刷り込まれていくから「こうした方がいいんだ!」と思うようになっていくんです。
このような事を言われ続けていく内に「聞き分けのいい子」を演じるようになっていきます。
なぜなら、「親の悲しい顔を見たくない。」「親を喜ばせたい。」「親に認めてもらいたい。」などの感情があるから、親の言う事を素直に捉え本來の自分の感情を抑えるようになっていくんです。
「普通はこうでしょ!」「常識はこうだよ!」という事も刷り込みも同じですね。
このような教育をされている内に「普通」「常識」という枠に自分をはめ込んで、そこから出ない生き方をするようになっていきます。
自分の好きな事や自分が望む生き方があったとしても、「普通」「常識」という枠に自分をはめ込んで「普通とは違うよね。」と自分の好きな事や望む生き方さえもやめてしまう事もあります。
「〇〇しなければいけない」という感情も、ほとんどが教育の刷り込みから出來た感情です。
承認欲求が強いことから「自分さえ我慢すれば」と行動する
承認欲求とは、「いい人と思われたい。」「認められたい。」という願望が強い事です。
【教育による刷り込みから】で話したように、どんどん本來の自分ではない感情で動くようになると自分を自分で満たす事が出來なくなります。
だから、他者に「認めて欲しい。」「いい人と言われたい。」「優しい人と思われたい。」と自分を満たす為に外側に求めるようになっていくんです。
その結果、「嫌われないように」「いい人と思われるように」と自分の氣持ちよりも他者の氣持ちを優先して我慢して行動するようになっていきます。
・「そんなの普通じゃないでしょ!」なんて言われて「嫌われちゃうかも!」と思うから、その人が言う普通の事を我慢してやる。
・恋人の言う事を聞けば「もっと愛される」と思い、「自分さえ我慢すれば」と相手のいいなりになる。
・友達に嫌われないように・友達にいい人と思われたいから、やりたくない事も一緒にやる。
または、無理な頼まれ事を断ることなく引き受ける。
・良い社会人として認められたいから、無理を強いて我慢して仕事をし続ける。
など…
このような事は全て承認欲求から來る事です。
人の顔色ばかりを伺い、人にどう思われるかばかりを優先しているから「自分さえ我慢すれば」という氣持ちで頑張るんです。
そこに本來の自分の感情はありません。
ネガティブな感情はいけない事と思っている場合
これもやはり教育などの刷り込みから出來た感情なのですが、怒りや悲しみ、憎しみ、嫉妬などの感情は良くない事だと言われ続けていくうちに、このような感情になると打ち消そうとしてしまうようになります。
・「こんな事で怒るのは普通じゃない。」と思い、怒りを感じなかった事にしてしまう。
・やきもちを焼いて嫉妬という感情が出てきたにも関わらず、「わたしさえ我慢すれば」と嫉妬をという感情を抑えてしまう。
このようにネガティブだと思う感情を抑える事は、良い事ではありません。
人間は「喜怒哀楽」が備わっています。
喜怒哀楽の感情があるのが、人間です。
だから、ネガティブな感情もあなたの一部なんです。
それを醜い事だと思い込み無いものにしてしまうから、我慢が生じるんです。
もちろん怒りや嫉妬などを感じたからと言って相手にぶつけろという事ではありません。
相手にぶつけたからと言って、あなたの中の怒りや嫉妬が治まるわけではないのですから…
一瞬スッキリしたとしてもです。
あなたの感情をきちんと感じることの大切さ
怒りや嫉妬を感じたのなら、その感情を抑える事なくきちんと感じる事です。
苦しい感情ですから感じない方が樂だと思うかもしれませんが、感じないようにする事はそれを否定する事になります。
否定すればする程、抑えれば抑える程、その感情はやがて大きくなっていきます。
大きくなっていくからまたそれを押し込めて、怒りを感じない自分を演じます。
これも自分を我慢させている事の一つです。
だから、きちんとその感情を感じて「わたしは〇〇だと思ったからこの怒りが出てきたんだ。」と氣づく事が、この感情を認める事になりこの感情が解放されていくんです♪
「自分さえ我慢すれば」を直す方法
「自分さえ我慢すれば」と言う氣持ちは、自己犠牲です。
まずは、自分を犠牲にして自分の本当の氣持ちを否定してやっていた事だと氣づく事です。
自己犠牲を否定しない
自己否定してきたことに氣づいても、自分を否定しないでください。
自分を責めたとしても自分を変える事には繋がりませんし、責める事は自分を否定し痛めつけているのと同じだからです。
自分の感情を優先する
まずは、自分の感情を優先して下さい。
また、本來の自分の感情を抑えて行動していると、どんどん本來の自分の感情が分からなくなっていきます。
なぜなら、我慢し続けていく内に我慢している事すら忘れて、それが本当の自分の氣持ちだと勘違いするようになっていくからです。
あなたはどうしたいのか
あなたはどう思っているのか
それをしっかりと感じる事です。
分からない場合は、目を閉じてハートに手を当てて感じてみて下さい。
その感情を優先する事です。
最初からトントンといかないかもしれませんが、優先しようとしていく事で自分がどうしたいかで行動出來るようになっていきます。
そして、「普通は」とか「常識は」という思考を外していく事と、誰かの氣持ち優先ではなく自分の氣持ちに正直になっていきます。
これは「相手をないがしろにしている」事ではないという事です。
自分の感情に素直になっていくという事は、自分を大切にしているという事です。
自分の本当の感情に氣づきその感情に素直になる事で、だんだんと自分にかけていた呪縛から解き放たれていきます。
自分を大切にすることで得られる幸せ
自分を大切にしていく事で、自分を認められるようになっていきます。
そして、自分をきちんと愛する事が出來ます。
自分に素直に自分を大切にしている分だけ、他者に大切にされ
自分を認められているから、他者にも認められるようになっていくんです。
「自分さえ我慢すれば」は自分を大切にすることと真逆の行為
「自分さえ我慢すれば」という考えは、自分を大切にする事とは真逆です。
だから、他者に大切に扱われなくなっていくんです。
宇宙はとてもシンプルです。
あなたがあなたを大切にした分だけ
あなたがあなたを認めた分だけ
あなたがあなたを可愛がる分だけ
同じ事をあなたに起こしてくれるんですよ💓
また、承認欲求が強い場合は自己肯定感が低い事の表れです。
【自己肯定感を高めるワーク】がありますので、こちらを何度もやって下さいね♪
すると、いつしか自分を自分で満たせるようになっていき、「自分さえ我慢すれば」という自己犠牲の精神から解放されていきます✨