
「感情解放」と聞くと、辛い記憶やネガティブな感情に向き合うことを想像するかもしれません。
でも実は、ポジティブな記憶を活用することで、心がふっと軽くなる瞬間を体験できるのです。
忘れていた温かい思い出が、あなたの心を癒し、新しい視点をもたらしてくれるかもしれません。
スピリチュアルカウンセラーとしての経験をもとに、感情解放の具体的な方法をご紹介します。
ポジティブな出來事から氣づきを得て感情解放させる方法
感情の解放は、過去のポジティブな出来事から新たな氣づきを得ることでも達成できます。
スピリチュアルカウンセラー・ヒーラーとして、多くの方々の心の癒しに携わる中で、私は「感情解放」が持つ力を何度も目の当たりにしてきました。
特に、ポジティブな記憶が感情を癒し、新しい一歩を踏み出す助けになることを、自らの経験を通じて強く実感しています。
この記事では、感情解放の意義、ポジティブな記憶が持つ力、そしてわたし自身がネガティブな思いを過去のポジティブな記憶を思い出し解放させていった体験談を交えた具体的な方法についてお伝えします。
感情解放とは?その意義と重要性
感情解放とは、心の奥深くに閉じ込めてしまった感情を手放し、心の負担を軽くするプロセスです。
日々の生活で感じるストレスや不安、さらには幼少期の経験による思い込みが、心の奥底で感情の詰まりを作り出してしまうことがあります。
わたし自身、長年スピリチュアルカウンセラーとして活動する中で、多くのクライアントさんが「感情解放」を通じて次のような変化を体験しています。
- 自分らしさを取り戻し、生き生きとした日々を過ごせる
- 過去の出来事に対する見方が変わり、軽やかな心を取り戻せる
- 自己肯定感が高まり、人間関係がスムーズになる
感情解放はネガティブな記憶を辿り根源に氣づくことが大切な事なのですが、ポジティブな記憶にも目を向けることで、今まで氣づかなかった感情に氣づき、心の中に新たな光を見出すことが出來ます。
ポジティブな記憶が感情解放を促す理由
私たちの心には、ネガティブな記憶だけでなく、ポジティブな記憶も蓄積されています。
しかし、ストレスや不安の中では、ポジティブな記憶に意識を向ける機会が減りがちです。
ポジティブな記憶の3つの力
- 心のバランスを整える
ポジティブな記憶は、ネガティブな思いに偏りがちな心を中和し、穏やかに整えてくれます。 - 新しい視点をもたらす
過去の記憶を振り返ると、「愛されていない」「大切にされていない」と感じていた出来事にも、別の意味が見えてくることがあります。これが新しい視点を生み、感情を癒す大きなきっかけとなります。 - 愛や感謝を再発見する
ポジティブな記憶に触れることで、親や周囲の人々がどれほど自分を大切にしてくれたかを再認識でき、心に温かさが戻ります。
両親との関係性が感情に与える影響
感情解放にあたって、両親との関係性はとっても重要な要素を占めています。
・怒られた事により、本來の自分を抑えて生きるようになってしまう。
・親は冗談で言ったつもりでも、言われた本人は深く傷ついて「自分はダメだ!」というレッテルを自分に貼ってしまう。
・親を喜ばせたくて、自分に仮面をつけて生きてしまう。
など…
このような事に至った根源を見つける時は、大抵ネガティブな感情になった出來事があります。
このようなことから出來た自我による思考は、本当のあなたの感情ではありません。
それを自覚することがとても大切です。
本來の自分の感情ではないという事に氣づかないと、教育などで形成された自我のままで生きることになり、それらを解放させる氣づきを得ることも出來ません。
こうした思い込みは、大人になっても心の奥に根を張り、自分の価値観や人間関係に大きな影響を与えます。
しかし、忘れかけていた「ポジティブな記憶」に目を向けることで、それらの思い込みを癒し、新たな氣づきを得ることが出來ます。
過去のポジティブな記憶を思い出し感情解放する

感情解放というと、ネガティブな経験やネガティブな感情が思い浮かぶと思いますが、ポジティブな出來事や思い出からも氣づきを得て、感情を解放させる事も出來るんです♪
例えば、「母親に愛されていない」と思い込んで生きてきたとします。
なぜ、そう思うようになったかと言うと
・自分よりも兄弟姉妹を可愛がっていた。
・いつも怒られてばかりだった
・遊んでもらった記憶がない。
などから、愛されていないと思い込んでしまっていたのです。
内観して、この感情になった根元を探っていく事も、もちろん大切な事です。
しかし、忘れていた記憶の中にはポジティブな記憶もあるはずなんです。
わたし自身の体験:ネガティブな思い込みからの解放
私の母は、弟に「ちゃん付け」で呼びかけ、私には呼び捨てでした。
また、私が叱られたことを弟がしても、母は笑って許していました。
こうした出來事から、「私は愛されていない」という思い込みが生まれました。
大人になってもその思い込みは消えず、母に対して距離を感じる自分がいましたし、「愛されない自分」を創り出していきていました。
「愛されないわたし」で生きていたのですから、恋愛もうまくいくはずないですよね…
しかし、ある日静かに過去を振り返る時間を持ったとき、驚くべき氣づきがあったんです!
わたしの経験をお話しますね。
私には弟がいて、母親は弟をとても可愛がっていました。(そう見えていました)
・弟はちゃん付けで呼ばれ、わたしは呼び捨てにされた。
・わたしに怒った事を弟がしても怒らない。
こんなちっぽけな事でも、子どもにしたら「愛されていない」という感情を創り上げてしまうんです。
「愛されていない」という感情は大人になってからも、心にずっと根強く残っていました。
だから、何か自分が上手くいかないとその原因を親のせいにして、自分の感情と向き合う事もしませんでした。
忘れていたポジティブな記憶
しかし、ある日ボーっとしていた時に、突然幼少期の事を思い出したんです。
・一緒におやつのドーナツを作った事
・食が細かったので、食べやすいように工夫して料理をしてくれていた事
・夜遅くまで仕事をしていて疲れているはずなのに、セーターやスカートを編んでくれていた事
などが、走馬灯のようにブワーっと出てきたんです。
この時、「わたしは本当はすごく愛されていたんだ!」と思い、涙が止まらなくなりました。
涙が枯れるまで泣き尽くしました。
そして、「愛されていない」と思い込んでいた感情は癒され、わたしの中から解放されていったんです✨
しばらくして、わたしの中で今までと違う感情が芽生えているのを感じて、今までのように親のせいにする事はなく、きちんと自分と向き合う事が出來るようになっていました。
このように、ポジティブな出來事や思い出を感じ尽くす事からも、自分の感情を解放する事が出來ますよ♪
ただ思い出すのではなく、感じ尽くすのがポイントです👍
なぜ今、感情解放が必要なのか?
現代社会では、忙しさやストレスによって感情を無視してしまいがちです。
また、これからの時代は本質を生きる時代です。
すなわち、本來の自分らしさを取り戻し、自分らしい生き方をすることで、軽やかに心豊かに生きていく時代です。
ですから、今こそきちんと自分自身が閉じ込めてしまった感情を解放し、自分らしさを取り戻すことが必要なんです。
しかし、心に溜まった感情が解放されないと、以下のような影響をもたらします。
- ストレスが慢性化し、心身の健康に惡影響を及ぼす
- 自分や他人を責める思考に囚われ、人間関係がぎくしゃくする
- 自己肯定感が低下し、何事にも前向きに取り組めなくなる
- 本当の自分の感情が分からなくなる
- 本來の自分らしい生き方からかけ離れた生き方が続く
など…
ポジティブな記憶を使った感情解放は、これらの課題を解決し、心の平穏を取り戻す力を持っています。
ポジティブな記憶を鍵に、心を自由に
わたし達の心に根付く感情の多くは、幼少期の親との関係性に由來していることが多いです。
そして、忘れてしまっているだけで、その中にはポジティブな記憶がたくさん眠っているのです。
感情解放を通じてそれらの記憶に触れることで、自分がどれだけ愛されていたか、支えられていたかに氣づくことが出來ます。
ぜひ一度、心の中の宝物を見つける旅に出てみてください。
それがあなたの心を癒し、より豊かな人生への扉を開く鍵となるでしょう。
「感情解放のやり方がよく分からない」「自分らしい生き方が分からない」という方のために、感情解放のやり方を解説した小冊子をプレゼントしています。
ぜひ本來のあなたらしさを取り戻すために、ご活用くださいね♪



