感情を解放するために丁寧な内観とスピリチュアルな心の整理術
感情を一氣に解放したいと願うのは自然なことですが、感情を解放し自分らしく生きるためには、実際には一つ一つ丁寧に感情を見つめることが最短の道です。
本記事では、押し入れの整理に例えて、そのプロセスをスピリチュアルな視点から解説します。
1つの感情に丁寧に向き合うことの大切さ
自分の感情がどこから來ているのか、また根底の出來事に氣づく為には、その1つの感情に丁寧に向き合うことが大切です。
わたし達は多くの感情を長い間経験し、多くの感情を無いものにしてきました。
奥に閉じ込めてしまった感情や蓋をしてしまった感情が閉じ込められたままで、それが多くなるにつけ本來の感情がどこにあるのか、本來の感情すら分からなくなっていく事が多々あります。
それらの感情を一氣に感じて、早く感情を解放させたいと、誰もが思うと思います。
わたしもそう思っていた時期がありました。
だって誰だって早く感情を解放させ、今すぐにでも清々しく生きたいと願うものです!
でも、「一氣に片づけてしまいたい。」という氣持ちは分かりますが、1つずつ丁寧に感じていく事が本当の解放に繋がり、結果ゆっくりでも丁寧に向き合っていった方が実は早く感情の解放が出來るんです😊
経験上これは強く言える事ですよ♪
感情の整理を押し入れの例えで
押し入れや引き出しの中にぎっしりと様々な物が詰まっていて、それを綺麗に整理しようとします。
その時、早く終わらせたいという思いや面倒という思いも出て來るかもしれません。
急いで片づけるvs丁寧に向き合う
そんな思いから、物がぎゅうぎゅうに詰まった引き出しを整理するのに、引き出しの中に手を入れて、整理しようとします。
でも、ぎっしり入っているので整理しようと物を左に寄せたり、他の物を右に寄せて押さえながら物を移動させようとしても、ぎっしり詰まっていると上手く整理出來ません。
面倒でも、1度全てを取り出し、取り出した1つ1つをまた引き出しの中に綺麗にいれていく方が断然早く整理が終わります。
押し入れを整理するのも同じですよね。
押し入れの中に頭を突っ込んで整理しようとしても、あまり物が入っていないのでしたらそれで生理もきちんと出來るでしょうが、ぎっしり物が入っていると物を出さないでの整理は大変な作業になります。
きちんと整理出來ないので、物を1度外に出してから洋服や小物、普段使用しない物などと分けて、不要な物は処分し必要な物を押し入れに収納していくと、押し入れに頭を突っ込んで整理している時よりも早く綺麗に整理する事が出來ます。
それと同じなんですよね。
感情も、洋服や小物、日用品などと同じです。
洋服1つとっても、シャツやスカート、パンツ、コートといったように色々あります。
それが似たような感情だとしても、その似た感情の中にもいろいろあるという事です。
シャツはシャツ、スカートはスカート
といったように、1つづつ手に取り綺麗に整理していく事で綺麗に整理整頓出來ます。
また、押し入れの奥に入れっぱなしだった忘れていた物にも氣づく事がありますよね。
「こんなのあったんだ~!」
とか
いつ買ったかすら覚えていない物が出て來る事もあります。
こんな時、手を止めていつ買ったのか考えたり、時にはその物についての思い出にふける事もありますよね。
もし、それが不要なら処分します。
これが自分でも忘れていた感情や、押し込めてしまっていた感情です。
それをきちんと感じる事。
忘れていた出來事をしっかりと思い出して、感じ尽くすという事。
そこから、感情の解放に繋がります。
内観を丁寧にやる必要性とその理由
押し入れの整理にしても、部屋の掃除にしても、時間のない時や面倒な時はやっつけ仕事的になってしまう事があります。
すると、その後結局時間をかけて掃除しなくてはならない事になり「やっぱりあの時きちんとやっておけば良かった!」なんて後悔した事ありませんか?
それと内観はとても似ています❢
「1つの感情をゆっくりでいいから丁寧に内観してね♪」と言っているのは、出てきた感情や、人に言われて反応した言葉をなぜ反応したのか内観し、その根元となった出來事に辿り着くのにとても大切な作業だからなんです(^O^)
スプーンやフォークにしても、カレースプーンもあればティースプーンもあります。
フォークも小さいフルーツフォークや食事の時に使う大きなフォークもあります。
一括りにするとスプーンではありますが、それぞれ使う役割は異なります。
感情も同じ事です。
悲しみとその経験
悲しみと一括りにしても、その中身は「恋愛での悲しみ」「仕事でも悲しみ」「家族関係での悲しみ」と様々な感情があります。
これを「悲しみ」という一括りにしてしまって、悲しみだけを感じようとしても感情が解放されるわけがありませんよね。
喜びとその経験
喜びもまた同じ事❢
「友達との喜び」「仕事での喜び」「趣味での喜び」
と喜びにも様々な喜びの感情があります。
その様々な喜びを1つづつ思い出して感じ尽くすと、その相手や内容にとても感謝する事が出來ますし、改めて「それが好き」という事を心から実感する事が出來ますよね♪
早く感情解放させるために
自分らしく生きるために、本來の自分を取り戻すために、感情解放して清々しくなる為には、「ひとっ飛びに感情解放したい。」という氣持ちも「早く終わらせたい。」という氣持ちも分かりますが、丁寧に1つの感情を扱う方がより早くその感情の根元に氣づき、結果早く感情解放出來るのです。
そして、その1つ1つの積み重ねが、本來の自分を取り戻し、魂の覚醒へと繋がり自分軸の確立へと繋がっていきます。
今朝、ふと「整理整頓の例えって分かり易いよね♪」と思ったので、書いてみました♪
分かり易いと思って頂けると幸いです♪