自我(エゴ)が作り出す制限と真我に戻るためのプロセス
自我(エゴ)と真我(本來の感情)の違いを理解し、真我に戻るためのスピリチュアルな方法を學びましょう。
自我が作り出す制限を解放し、本來の自分自身と繋がるプロセスをご紹介します。
自我(エゴ)から真我(本來の感情)に戻るためのスピリチュアルな自己理解と解放の方法を解説。
二元性の思考を外し、本來の感情に従う生き方を見つけましょう。
自我(エゴ)とは・自我(エゴ)の意味
自我とは
1、自分自身。
2、自分の存在や思想に対し執着する心。自己主張。
3、社会的存在を等して意識された自分自身。
(エゴ”ego”の訳語として)他人と異なった独立した存在として、自分自身を認識すること。
(哲学)宇宙に存在する他のいっさいのものと区別し、対立する存在として認めた自分。
(心理学)人の行動や意識作用の自律的な主体、またそれと同一視されるもの。
引用元 自我
調べますと、このように出てきます。
生まれたばかりの時からしばらくは自我(エゴ)は存在しません。
自我(エゴ)が存在していないので、「良い・惡い」「正しい・間違い」「損得」などの二元性の思考がない状態です。
ここに生まれて様々な経験を通して、徐々に自我(エゴ)が芽生えていきます。
両親や自分以外の誰かに言われた事や教育などにより、「自分の存在や思想に対し執着する心。自己主張。」「社会的存在を等して意識された自分自身。」という思考が出てきます。
簡単にいうと、「形成された偽物の自分」です。
それは本当の自分の感情でないので、最初は「〇〇な自分」を演じる事になります。
例えば、子どもの頃に自分が楽しいと思ってしていた事を「いい子はそんな事してはいけないよ。」と言われた事から本当は楽しいからしたいのに自分の感情を閉じ込めてそれをやめてしまう。
最初は我慢してやらないようにしていたのに、いつの間にかそれが当たり前に身についてしまい、本当の自分の感情だと思い込んでしまいます。
また、「いい子」でいる事が良い事と自覚していくので、そこで「良い・惡い」「優等生・劣等生」などと分離していきます。
「良い・惡い」とジャッジしていくようになっていきます。
全てこのようにジャッジで判断していくのが自我(エゴ)です。
そして、分離意識でいるので「制限」を創り出すのも自我(エゴ)です。
自我(エゴ)は我欲も生み出すので、物事を思考する時自分にとって都合の良い判断をします。
「お金持ちや優秀な人という判断で、人間関係を形成する」というような事はもちろん、「わたしには無理だからやめよう。」いうような思考も自分にとって都合の良い判断となります。
自分の利益や我欲の為につく嘘も自我(エゴ)からの思考に基づく行為です。
真我(本來の感情)とは・真我(本來の感情)の意味
真我(本來の感情)とは、本当の自分・魂の自分の感情の事です。
自我(エゴ)は、生まれてから生活していくうちに作られていく思考ですが、真我(本來の感情)は生まれ持っての感情です。
本來のあなたの感情ですから、そこに二元性の思考やジャッジ・制限は存在しません。
だから、損得勘定や優劣なので物事を判断する事もありませんし、「自分は出來ない。」などと否定や制限してしまう事もありません。
真我は、愛に満ちていて純粋な状態、ワンネスの状態です。
内側から湧き出る思いや、ふと出てきた感情に、制限や損得勘定・ジャッジがありません。
それが真我(本來の感情)です。
魂のあなたなのです。
自我(エゴ)から真我(本來の感情)の見分け方
ほとんどの部分を自我(エゴ)で生きていると、それが本当の自分だと錯覚して生きていますので、何が自我(エゴ)で何が本來の感情なのかが分からなくなっていきます。
自我(エゴ)は、過去か未來のどちらかをいつも思考しています。
物事を過去の経験から比較や判断(ジャッジ)をします。
まだ起きていない未來について悩むのも、過去の経験を引き合いにするので悩みが生じます。
また、損得勘定で物事を判断するのも理由があるのも自我(エゴ)による思考です。
真我(本來の感情)は、今しかありません。
その瞬間感じた事、思った事が真我(本來の感情)です。
また、真我はとても純粋な感情なので損得勘定やジャッジ、理由はありません。
ただ「〇〇をしたい(しよう!)」「〇〇をしない(やめよう!)」「楽しい♪」「寝よう!」という感情のみです。
「〇〇さんにいい人と思われたいからしよう。」「何時だから寝よう。」という理由づけはありません。
純粋に「したいからする。」「眠いから寝る。」それだけです。
自我(エゴ)による思考癖や悩み癖を解放する為のスピリチュアルメッセージ
真我(本來の感情)を感じ取っていても、自我(エゴ)により真我(本來の感情)を無い事にしてしまう事があります。
例えば、突然何かをしたいと思った。
これが真我ですが、そこから自我(エゴ)が出てきます。
「これって本当に出來るの?」なんて悩み始めます。
今迄の経験を引き合いに出して、またジャッジから生まれた「出來ない自分」を理由にして考えます。
だから悩んで考えていくうちに、「わたしには無理。」「わたしには難しそう。」などと考え「やめよう。」という結論につながるのです。
じつは、この自我(エゴ)からの思考が一番無駄な時間なんです。
すでに過ぎてしまった過去の事を思い悩んだり、まだ起きていない事をあーでもないこーでもないと考えるのですから…
このような事が癖になっているので無意識にそうしてしまっています。
真我(本來の感情)に沿って生きる為には、この思考癖を意識し外していく事が大切です。
内側から理由もなく出てきた感情を大切にし、それに素直になるだけです。
自我(エゴ)による思考が出てきても、それに従わない事です。
真我に戻るのを自我(エゴ)が阻止する
なぜ意識しないと自我(エゴ)が外れていかないのでしょうか⁈
生きていく中で培われだんだんと大きく育っていったのが自我(エゴ)です。
真我で生きていたのに、形成された自我(エゴ)がどんどん大きくなり自我(エゴ)はあなたを支配していきます。
真我(本來の感情)にあなたが戻ってしまうと、自我(エゴ)は小さくなり行き場を失っていきます。
真我(本來の感情)のまま生きる事により、大きく成長し精神性も向上していきます。
すると、自我(エゴ)は無くなっていきます。
だから、今のあなたに留めておきたいのです。
【無意識と意識の心理学】一歩を踏み出せない時のメカニズムでこのメカニズムを説明していますので、意識を自我に置き換えて読んで下さいね😊
自我(エゴ)を外し、真我(本來の感情)で生きるためのスピリチュアルメッセージ
元々は自我(エゴ)がなく真我だけだったので戻るのは簡単だと思えるのですが、自我(エゴ)が大きくなっていくとそれが本当の自分になってしまっています。
それが本來の感情だと思い込んでしまっているので、本來の感情を取り戻すのはなかなか難しくなっていきます。
これが本來の自分との分離です。
自我(エゴ)に沿って生きていると、常に悩みが生じたり、ネガティブな感情でいる事が多くなり多幸感より不足感が大きくなり生きずらさを感じます。
自我(エゴ)を外していく為に
・二元性の思考を外していく
・二元性の思考に伴うジャッジをしない
物事や人(自分を含め)を「良い・惡い」「正しい・間違い」などで判断しない
損得勘定で判断や決定をしない
・出來事の本質を見るようにする
・内観や瞑想をする
・内側から出てきた感情やふと思った事・閃きを大切にし、それに素直になる
このような事をしていくと、自我(エゴ)が外れていきます。
どんなに真我に沿って生きられるようになったとしても、自我(エゴ)が0になる事はほぼ無いので、自我を無くす事を目標にする必要はありません。
自我(エゴ)がだんだん外れていくと、その分真我に沿って生きられるようになっていきます。
自我よりも真我で生きる事が多くなっていく程、精神性(スピリチュアリティ)も向上しますので我欲よりも愛に基づいて生きていく事が出來るようになっていきます😊